トロント一週目(2)
話は前後しますが朝食を食べに地下フロアに向かった時、
初めて同じ家に住んでいるもう1人の留学生に出会いました。
その人はベネズエラ人で、名前はダニエル。
結構気さくな人で、まだそんなに英語喋るのが慣れてなかった自分にも
色々語りかけてくれて、すぐに仲良くなりました。
話を聞くと、彼は通っている語学学校は違うけれども、もうこの家に数ヶ月滞在しているのだそう。
僕がトロントの街中と行く学校のルートを確認しに出かけたいことを話すと、一緒に行こう!っていってもらえたので、一緒に出かけることになりました。
電車の乗り方からよく分かってなくて、学校に通うから定期券を買う必要があったけれども、とりあえずあとで買うことにし、日本の切符に当たる”トークン”と呼ばれるコインを買って電車に乗るのだそう。
トロントの交通機関は”TTC”と言われていて、地下鉄やバス、ストリート・カーなどの交通網を一括して運営している機関で運営されている。
一回の乗車で運賃は当時一律3ドルで、どこまでいっても料金はかからない。
近くまで乗るだけならすごい割高だなーと感じるし、遠くに行く場合は3ドルだからすごい割安。
だいたい30分くらいで街中のYounge Stationという駅に到着。
ダニエルはYounge Stationの周辺を案内してくれて、使えそうなお店やフードコート、図書館の場所を教えてくれた。
駅から出て街中を見た最初の印象は、やはりカナダ一番の大都会で高い建物がたくさん建っていて、人もたくさん行き交っているけれども、東京の街ほどごった返してはいない感じ。
そして、トロントの街は地下街が結構発達していて、地上に出なくても地下と建物伝いにいろんな場所に行けるのが特徴でした。
トロントの冬は寒いから、できるだけ外に出ずに移動できるようになっている。
そうこうしながら地図を頼りに自分が来週から通う学校の建物の前に到着。
休日だからほどんど誰もいなかったけれど、これからこの学校に通うのかと思うとなんだかワクワクしたのが凄い記憶に残っている。
その後、ダニエルは有名なショッピングモールがあるからちょっと行ってみよう!って行ってくれたので、街に出たついでに最寄り駅であるDundas Stationという駅に電車で向かった。
(続)